2000年 賃料相場表について

 2000年度首都圏倉庫賃料相場表をお送りします。今世紀最後の年となり、あかるい展望を持ったスタートを期待したいものです。

 昨年、年初の予想では、賃料の低下傾向に変わりは無いものの、貸主の負担力の関係で大幅な値下がりは無いのでは、と考えていましたが、見事に裏切られたというのが実感です。政府の景気判断は緩やかに改善しているということで、6月まではGDPが前年度比プラス、株価も上昇し、まさに「変化の胎動」が始まったかと期待されましたが、リストラの嵐、消費や設備投資の低迷等で、7〜9月はGDP比が再びマイナスになり、依然足取りの重さが指摘されています。

 昨年の賃料動向を見ると、春過ぎ頃から湾岸や外環等倉庫の多い地域を中心に、値下がり傾向が強まり、横浜や川口・戸田周辺で4000円、都内でも5000円が目安とされるような状況になりました。秋口から2000年対応の備蓄等の需要もあり、秋倉庫が減り、賃料的にも下げとまりの傾向が見られるようになりました。当社に対する倉庫の注文も増える傾向にあり、これらが一過性のもので無いことを期待しています。

 今年の相場表は、現時点の状況を反映せざるを得無いので、全体的に昨年よりもさらに低値になっています。しかし状況としては、一部ではありますが上昇に転じるのではと思われる地域もあり、底値に近づいていると判断されます。景気動向に予断を許さないことですが、少なくとも昨年よりは好転するであろう事を期待しています。賃料相場が急激に変化する事態が生じれば、夏頃再度相場表を作成することも考えています。今年こそ良い年でありますように。